JONATHAN BOULET / S.T. (CD)

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chigon_1008review.jpg昨年ユニクロのタイアップTシャツになったり、日本でも人気があるオーストラリアのレーベル、モジュラー。アヴァランチーズ(大好き!)からヴァン・シーまで、良質な音楽を世界中に発信し続けています。そんなモジュラーから、今年初めにデビューした地元シドニー出身のジョナサン・ブレ。21歳という年齢からは想像つかない完成されたポップセンス。いわゆるベッドルーム・ポップの類が北欧っぽくもあり、なんとなくソンドレ・ラルケがデビューした頃を思い出しました。この若さでこんな壮大な曲がかける人はなかなかいません。要チェックです!

PAVEMENT / SLANTED AND ENCHANTED (CD&LP)

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chigon_1007review.jpgいわゆる「ヘタうま」バンドの先がけであるペイヴメント。きっと初めて聴く人は「なにこれ?」となるに違いありません。わたしもそうでした。でも聴けば聴くほど、ユルい中にもキラリと光るメロディの良さや中毒性のあるヘロヘロなボーカルにハマっていきます。たくさんのバンドに影響を与えたという事実に納得せざるを得ない、ローファイ・サウンドの金字塔。しれっと解散しまさかの復活、そしてサマーソニックに出演です!

SHE&HIM / VOLUME TWO (CD&LP)

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chigon_1005review.jpg映画「500日のサマー」のヒロイン役でブレイクしたズーイー・デシャネル。その彼女が女優業と平行し続けているのが、このShe&Him。一聴するとお洒落なアコースティック&フォークといった印象ですが、そこはやはりUSインディのアイドル(?)。意外と太い声と歌い回しに、センスだけではない熱量を感じとることができます。ルックスもファッションもキュートな上に作詞作曲も手がけるズーイー(おまけにだんな様はデスキャブのフロントマン!)。10年代のマイ・アイコンに決定でしょ!

OK GO / OFF THE BLUE SKY COLOUR OF THE SKY (CD)

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chigon_1003review.jpgラブバズでは既におなじみ、OK GOの新作です。これまでわかりやすいポップでダンスなロックアルバムをリリースしてきた彼らが、ここにきて少しサイケデリックなロックへと路線変更。はっきりいって地味。そしてわかりにくいです。けれどもメロディ重視だった曲がサウンド重視になっている点は、バンドとしての成長を物語っているように思います。2ndアルバムのリリース以降消えるバンドはたくさんいるけれど、彼らはそれを感じさせず、もしかするといずれはU2みたいな重鎮バンドになるかもしれません。

THE SOFT PACK / ANSWER TO YOURSELF (7")

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chigon_1002review.jpg以前はMUSLIMSというバンド名で活動していた彼ら。名前を変えるほどサウンドに真新しさはないものの、ジャカジャカ鳴ってるギターとヒネたヴォーカルがこれぞインディ・ポップ!といった感じ。あとは、ストロークスが出た頃をちょっとだけ思い出しました。インディ・ポップの名レーベルHEAVENLYからもリリースが決まっているそうで、今後が楽しみなバンドです。

COMANECHI / CLIME OF LOVE (CD&LP)

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chigon_1001review.jpgBIG PINKのドラマー日本人女子アキコ嬢率いるコマネチの新譜です。UKアンダーグラウンドではすでに有名でしたが、ここにきてYEAH YEAH YEAHSとツアーしたりと活躍の場をさらに広げています。ポップな世界観からは想像し難い、凶暴なノイズ・パンク。激しー!ナメてたら痛い目みるとはこのことか。ちなみにDJトモジはいち早くコマネチに注目し、(ヒワイな)バンドTシャツ着てラブバズでDJしてましたよ。やるねー。

SONDRE LERCHE / HEARTBEAT RADIO (CD & LP)

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chigon_0911review.jpg愛しのソンドレ・ラルケの新譜が出ました!前作は元気いっぱいロック度フルスロットルなパワーポップだったんですが、今作は名盤の呼び声高い1stのような、繊細でしっとりとした甘いアルバム。わたしがソンドレでいちばん好きなストリングス使いが、いい塩梅に散りばめられています。はー泣ける。涙でレコードの針が置けません!

GIRLS / LUST FOR LIFE (7")

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chigon_0910review.jpgサンフランシスコ発の2人組デュオ。バンドネームに反してメンバーは男子(というよりはおっさん)なのに、甘いボーカルになよっとしたルックス。ジャケといいPVといい、男子でここまで乙女感を出せる人たちって珍しい。日本で流行りのオネエ系と同類かしら?肝心の中身はネオアコやソフトロックに代表される青春ポップ・サウンドで、「可愛い!」というよりは「(語尾の発音上げめで)かーわーいーいー!」と言いたくなる1曲です。

FLORENCE & THE MACHINE / LUNGS(CD&LP)

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chigon0907.jpgINDIEファンにはおなじみMOSHI MOSHIレーベルから登場したFLORENCE & THE MACHINE。やっとアルバムが出ました!カントリー・ポップテイストな曲もあれば爆音ガレージ風の曲もあり、何色にも変化する彼女。歌唱力の評価が高いようですが、
わたしはアートワークからPVに至るまでの世界観がすばらしいと思います。ジャケだけでコンプリートしたいと思ったのはひさしぶり。PIPETTESやTILLY AND THE WALL好きにオススメでーす。